年末は「片頭痛の引き金」が増える季節
12月は、仕事の締め切り・忘年会・家の片付け・イベント続きなど、1年の中でも最も忙しい時期です。
頭痛外来でも「年末になると片頭痛が悪化する」という方が増えます。
実は片頭痛はストレスの増加と急激なストレスの解放(いわゆる“休日片頭痛”)の両方で起こりやすく、年末はその条件が揃いやすいのです。
① ストレス・疲労の蓄積
緊張が続くと自律神経が乱れ、脳の痛み感受性が高まります。睡眠不足も大きな誘因です。
② 食生活の乱れ・アルコール
忘年会シーズンは、
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赤ワイン
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チョコレート
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チーズ
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食べ過ぎ
など、片頭痛を誘発しやすい要因が増えます。
③ 寒暖差と血管反応
外気温と屋内の暖房の差が大きく、血管の収縮・拡張が繰り返されて頭痛が起きやすくなります。
今日からできる「頑張りすぎないセルフケア」
● ① 予定を“全部こなそうとしない”
年末は「やらなきゃいけない」という心理で負荷が増えます。
タスクを3つに絞る、優先順位をつけるだけでストレスが軽減します。
● ② 睡眠リズムを崩さない
片頭痛は「寝不足」と「寝すぎ」どちらでも誘発します。
いつもより ±1時間以内 を目安に調整してみましょう。
● ③ こまめな休息(マイクロブレイク)
5分でOK。
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深呼吸
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首まわし
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目を閉じる
など、短時間の休憩が脳の“緊張リセット”になります。
● ④ アルコールは“量よりペース”
頭痛になりやすい方は、
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飲む前に水を1杯
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1杯飲むごとに水を追加
これだけで翌日の頭痛リスクが下がります。
● ⑤ 頭痛薬は「痛くなる前」に正しく使う
片頭痛は前兆や違和感の段階で飲む方が効果的です。
「我慢して悪化させる」のは逆効果になることがあります。受診の目安:こんなときはご相談ください
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頭痛が月10回以上ある
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市販薬が効きにくくなってきた
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年末・繁忙期だけ症状が強くなる
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吐き気・音や光がつらい
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お薬の使いすぎが心配
片頭痛は適切に治療すれば、年末の忙しい時期でもコントロールできます。
