メニュー

ストレスと頭痛のあいだにあるもの

[2025.05.28]

こんにちは。今日はちょっと、頭痛とストレスのお話をしようと思います。
日々の診療の中でも、「なんとなく最近、頭痛が増えた気がするんです」「疲れるとすぐ頭が痛くなるんです」…そんな声をよく耳にします。

私たちは、毎日いろんなことを頑張りながら生きていますよね。仕事、家事、育児、人間関係…そして、自分でも気づかないうちに、身体も心も少しずつ緊張していることがあると思います。
この“ちょっとした緊張”が積み重なると、肩や首がこわばったり、眠れなくなったりして、やがて頭痛として現れることもあります。

こういうとき、薬だけに頼るのではなくて、「自分をゆるめてあげる時間」を少しだけでも持ってほしいな、と思うのです。

たとえば、鼻からゆっくり息を吸って、口から長く吐く。それだけでも、ちょっと心が落ち着きます。

夜のお風呂もいいと思います。ぬるめのお湯にゆっくりつかると、緊張していた体がふわっとゆるんできます。肩や首のこりがやわらぐと、頭の痛みも不思議と軽くなることがあります。

私自身も、忙しい日々の中で、ジョギングしたり、週末はサーフィンに出かけます。スマホを見ないで、ぼーっと空を見たり、あたたかいお茶を飲んだり。そういう時間は、意外と大事な気がします。

そしてもうひとつ、イライラしていたり、不安な気持ちが続いたり、「なんだかつらいなあ」と思ったときは、頑張りすぎているサインかもしれません。
そんなときは、誰かに話してみたり、紙に書き出してみたり、ほんの少しでいいので“気持ちの整理”をしてみると、頭痛も軽くなることがあると思います。

頭痛って、体からの「ちょっと休んで」というメッセージのこともあります。
つらいときは無理をせず、自分をいたわる時間を大切にしてほしいなと思います。

「また頭が痛くなってしまった」と落ち込むのではなく、「そうか、ちょっと休みなさいってことかな」と、ゆるやかに受けとめてみてください。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME