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睡眠時無呼吸症候群と頭痛の意外な関係とは?

[2025.08.08]

「朝起きると頭が重い…」
「睡眠時間は取っているのにスッキリしない…」

そんなお悩みを抱えている方、それは睡眠時無呼吸症候群(SAS)が原因かもしれません。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?

睡眠時無呼吸症候群は、眠っている間に何度も呼吸が止まる病気です。
代表的なタイプは「閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)」で、のどの奥が狭くなることで空気の通り道がふさがってしまいます。

いびきが大きい、日中の眠気が強い、集中力の低下などが主な症状ですが、実は「頭痛」も重要なサインのひとつです。

なぜ、SASで頭痛が起きるのか?

睡眠時無呼吸症候群による頭痛には、以下のような原因が考えられています:

低酸素状態による脳血管の変化

無呼吸により血中の酸素濃度が下がると、脳の血管が拡張してズキズキする頭痛が起こることがあります。

睡眠の質の低下

何度も無呼吸状態になることで、深い眠り(ノンレム睡眠)が減り、疲労が取れにくくなり頭痛が生じやすいと考えられています。

首や肩の筋肉の緊張

いびきや無呼吸のせいで無意識に身体が緊張し、緊張型頭痛のような鈍い痛みを感じることがあります。

どんな頭痛が出るの?

SASに関連する頭痛の特徴として、以下のようなものがあります:起床時にいたい。鈍い痛み。締め付けるよう。連日性。市販薬が効きにくい。

診断:

簡易検査(携帯型装置)や、精密検査(ポリソムノグラフィー)で睡眠中の呼吸状態や血中酸素濃度を調べます。

治療法:

  • CPAP(シーパップ)療法:寝ている間に空気を送り込み、気道の閉塞を防ぎます。

  • マウスピース:軽症例に有効な方法。下あごを前に出すことで気道を広げます。

  • 減量や禁煙:生活習慣の改善も効果的です。

当院では…

赤坂おかだ頭痛クリニックでは、睡眠時無呼吸症候群による頭痛の評価と治療にも力を入れています。
「頭痛外来」に来られる患者さんの中にも、SASが隠れていたケースが多数あります。

「朝の頭痛はただの寝不足かも…」と放置せず、評価を受けることをおすすめします

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