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頭痛を「予防する」注射があるって知ってましたか?

[2025.07.11]

「また頭痛…」「薬を飲んでも効かない日がある…」
そんな悩みを抱える方に、最近注目されているのが “頭痛発作を予防する注射薬” です。

実は、片頭痛は治療薬を「発作時に飲む」だけでなく、「発作が起きにくくする」予防治療もあるんです。そして、その中でも特に効果的とされるのが 月に1回などの注射による治療 です。

どうして注射で頭痛が減るのか?

最近の研究で、片頭痛に関係する物質「CGRP」が注目されています。これは頭の中で血管を広げたり、神経を刺激したりして痛みを引き起こす原因のひとつ。

注射薬は、このCGRPをブロックすることで、そもそも頭痛が起きにくい体に整えていくのです。

どんな注射があるの?

現在、日本で使える主な注射薬は次の3種類です(すべて保険適用です)。

商品名 投与間隔 特徴
エムガルティ® 月1回 初回は2本、2回目以降は1本ずつ。効果が出るのが早い人も。
アジョビ® 月1回または3か月に1回 投与間隔を選べるのが便利。
アイモビーグ® 月1回 自分で注射することも可能。便秘の副作用に注意。

※どれも腕やお腹などに皮下注射するタイプです。インフルエンザワクチンのようなイメージです。

どんな人におすすめ?

  • 頭痛が月に4日以上ある

  • 市販薬や内服薬を使っても効かない

  • 頭痛のせいで仕事や学校に支障がある

  • 薬の飲みすぎでさらに頭痛が悪化している

このような方には、注射での予防治療が選択肢になるかもしれません。

副作用や注意点は?

比較的副作用は少なく、安全性が高いとされていますが、

  • 注射したところの赤み・かゆみ

  • 便秘(特にアイモビーグでやや多い)

などが報告されています。心配な方は医師と相談しながら進めましょう。

当院でもご相談いただけます

当クリニックでは、片頭痛の専門治療として、CGRP関連の注射薬による予防治療を行っています。

「毎月の頭痛に悩んでいる」
「仕事を休むほどつらい」
そんな方は、一度ご相談ください。新しい治療法が、あなたの生活を大きく変えるかもしれません。

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